
「Webライターはまず何でも良いから案件を1つこなせ」
このような主張を聞いたことありませんか
案件を1つこなしてみて自分の実力を知ることは大切です。しかし、この1歩を踏み出せない方が多くいるのではないかと考えています。
その理由として不安があるのだと思います。
正しく文法が扱えているか、論理が破綻する文章を書いてしまうのではないか、など不安があるはずです。
この記事では、スキルを習得してから案件を受注したいと考えている方を対象に何を習得するべきか、そしてどのような勉強方法を取り入れるべきかをご紹介します。
これから本文を読み始める前に、記事を通して理解して欲しいことをお伝えします。それは「最低限の勉強でWebライターの仕事を始める」ことです。
本文の中でWebライターに必要なスキルと勉強方法をご紹介しています。最終的に全てのスキルを習得してほしいのですが、今回は最短距離で仕事を始めることをテーマとしているため、優先順位を決めています。
結論からお伝えします。
Webライターの仕事を始めるために、「文章力・情報収集・情報整理」を鍛えることが重要です。
これを念頭に置き読んでいただければと思います。
言葉に詰まる方におすすめの辞書
Webライターに必要なスキルは文章力だけではない
Webライターにとって文章を書く技術は重要ですが、それだけのスキルではいけません。
そもそも文章力とは
人によって多少意見が異なるかもしれませんが、私は伝えたい相手へ正確に内容を伝えることが文章力だと考えています。
文章を書く前にやること
- 伝えたい相手をハッキリさせる
- 伝える内容を明確にする
Webライター初心者が受ける案件は、見出しが決まっており文章を書くだけの場合が多いです。
そのため、伝えたい相手と内容を明確にしないままウェブ上で情報を調べ、同じような表現で文章を書きがちになります。
「別にそれで報酬が貰えるならいいじゃないか」と思う人がいるでしょう。
そう考えている方はそれで構いません。しかし、単価を上げていきたいのであれば上記の2点が必要になります。
文法や語彙力は必要ですが、文章を書く前の準備がさらに重要であることを覚えておいてください。
文章は書き始めるまでの準備が重要
身に付けておきたいスキル7選
Webライターが習得しておきたいスキルを7つご紹介します。
- 論理的思考
- 情報収集および整理
- PCスキル(Word.Googleドキュメントなど)
- WordPress
- タイピング
- 営業・コミュニケーション
- SEO
順番に解説します。
論理的思考
論理的な文章を書くことで執筆者の意図を読者へ伝えやすくなります。
記事を書く理由は人それぞれですが、クラウドソーシングで記事を発注している会社や個人は、読者へ情報を届けるために記事を書いています。
そのため、読者が読みやすい・伝わる文章を書かなければいけません。
論理的な文章とは
私は、主張がハッキリとしていて筋道が立っている文章だと思います。
論理的な文章を書くために、代表的な「型」があります。それがPREP法
- 結論(Point)
- 理由・根拠(Reason)
- 具体例(Example)
- まとめ(Point)
PREP法で書いた文章の例をご紹介しましょう。
結論:リモートワークは現代の企業文化において積極的に取り入れるべきである。
理由・根拠:リモートワークにより、従業員の生産性が向上し、ワークライフバランスが保たれる可能性が高まる。また、オフィスの維持費用を削減することもできる。
例:大手IT企業の多くがリモートワークを導入して以降、従業員の満足度が向上し、退職率が低下したとの報告がなされている。また、不要な移動時間の削減により、多くの従業員が家族や趣味の時間を増やし、ストレスを軽減できていると感じている。
まとめ:これらの利点を考慮すると、リモートワークは企業の競争力を強化するための戦略として、今後も広く採用されるべきである。
PREP法をマスターするために、別記事を公開する予定ですのでぜひチェックしてください。
情報収集および整理
ネット社会の現代では多くの情報を入手することができます。高品質な記事を提供するために、情報を取捨選択しなければいけません。
特に法律や医療の記事を執筆する場合は、正しい情報・信憑性のある情報が必要
さらに、得た情報を読者へわかりやすく伝えることが重要です。
正しい情報を集めて整理、読者へわかりやすく伝える
PCスキル(Word.Googleドキュメントなど)
ネット記事はアプリケーションを使用して執筆します。
私はこれまでに数多くの案件に携わりました。その中で使用したアプリケーションは以下の通り
- Word
- Excel
- Googleドキュメント
- Googleスプレッドシート
他にも使用した経験があるのですが、9割は上記のアプリケーションでした。Webライター初心者はこれらのアプリケーションさえ使えれば特に問題ありません。
基本的な作業は執筆であるため、使い方や用語を覚えることに時間を掛ける必要もありません。
マニュアルを完備している会社の多くは操作方法を記入しているため、それに沿って使用するといいでしょう。
資格をわざわざ取得しなくてもOK
WordPress
先ほどPCスキルでMicrosoftやGoogleのアプリケーションをご紹介しました。
これらの他に、「Wordpress」があります。
Wordpressとは、サイトやブログの作成ができるソフトウェア
Wordpressは、全ウェブサイトのうち43.2%の使用率を誇っているそうです
当ブログもWordpressを使用しています
Webライターとして単価を上げるために、Wordpressの操作方法を覚えておくといいでしょう。
しかし、冒頭でお伝えしたように今回は「最低限の勉強でWebライターを始める」をテーマとしているため、Wordpressは仕事に慣れてからの学習でOK
スキルアップで単価を上げるためにWordpressを勉強しよう
タイピング
キーボードを見ずに文字や数字を入力するテクニック「ブラインドタッチ」
ブラインドタッチの習得と入力速度を早めることで、頭で考えている文章を素早く打ち込むことができます。
つまり、作業効率が高まります。
実際、私はブラインドタッチを習得してから作業が1~3時間短縮できました。これには私も驚きました。
時間を多く確保できる方や長期にわたりWebライターの仕事をする人であれば、習得することをおすすめします。
しかし、Webライター初心者・副業で数記事しか書くつもりが無いという方は、急いで習得する必要はありません。
何度もお伝えしているように、「最低限の勉強でWebライターの仕事をする」ためにタイピングスキル(ブラインドタッチ)の優先度は低いです。
ただ、長期的に仕事をする上では身に付けておいて損は無いでしょう。どこかのタイミングで習得しておくと良いですよ。
営業・コミュニケーション
自分は読者が求めている情報を分かりやすく伝えることができる、質の高い記事を書く能力がある
それをクライアントに伝えるための「営業力」は仕事を受注する上で大切です。仕事を受注できなければ収入を得ることはできません。
では、どのようにして提案すればクライアントは自分を採用してくれるのでしょうか。
その答えは、「あなたに任せたい」
そう思ってもらうことに限ります。
Webライターの営業力を発揮できるひとつにクラウドソーシングの提案文が挙げられます。クラウドソーシングは、受けたい案件を必ず受注できるものではありません。
「自分に任せれば依頼をきちんとこなせられる」ことを発注者へアピール(提案文)する必要があります。
発注者は提案文を見て採用の有無を決定する
最大手のクラウドワークスでは案件の募集欄に採用人数と応募数を見ることができます。採用人数が少なく、応募数が多い案件は競争率が高くなります。
任せたいと発注者に思ってもらうために必要なことは
- 「テーマ」に精通している
→仕事の経験がある・資格を保有 - 文章力があることを証明する
→PDF等のファイルを添付 - 連絡がしやすい
→発注者の活動時間に合わせる
採用率を高めるための提案文の書き方は他にも色々ありますが、この3つをご紹介します。提案文の書き方については別の記事を用意しますので、そちらを参考にしてください。
SEO
高い報酬を得たい。そう考えているのであればSEOの知識を習得する必要があります。
SEOとは日本語で「検索エンジン最適化」と言われています。
かんたんに理解してもらうために、「Googleなどの検索エンジンでキーワードを入力して検索した際に上位に記事が表示されるように対策すること」
いまはこのように理解しておくといいでしょう。
収益が得られるWebサイトのパターン
検索上位表示→記事へ訪れる→商品やサービスを購入
Webライターが知るべきSEOとは
SEOと聞くと難しい単語を覚える必要があるのではないかと、思う方がいるでしょう。
専門用語を覚える必要はない
Webライターが行うべきSEO対策は以下の通りです。
- 専門性・確実性の情報を載せる
- 独自性を出す(他記事のコピーNG)
- 読者のニーズに応える
難しい単語を覚える必要はありません。上記の対策を意識しておくだけで良い記事が書けるようになります。
ここで注意点
SEO対策はメディアによって方針が異なります。例えば、上記で挙げた「独自性」を好まない運営者がいます。
実際に、独自性よりも多くの記事で書かれている情報をメインに取り上げて欲しいと要望を受けた経験があります。
Webライターはクライアントの意向に沿った記事を仕上げなければいけません。
自分がどう考えていようと最終的な決定はクライアントにあります。そのため、記事を執筆する前にクライアントがどのような記事にして欲しいのかを確認するようにしましょう。
文章力と情報収集・整理する力を最優先で身に付ける
Webライターが身に付けておきたいスキルを7つご紹介しました。
あなたの率直な感想は「7つのスキルは多過ぎる」といったものでしょうか。たしかに、これらのスキルを短期間で身に付けることは難しいでしょう。
そもそも何をもって身についたと言えるのか、疑問に感じるはずです。
PCスキルや営業力、SEOはクライアントによって引き出しが異なります。そのためコレだけを覚えておけば良いと断言することは難しいです。
しかし、「文章力と情報収集および整理」に関していえば、どの執筆案件でも活かすことができる
最低限の勉強でWebライターの仕事を始めるために、文章力・情報収集・情報整理を身に付けましょう。
PCスキル・Wordpress・タイピング・営業力・SEOは後回し
ここからが本題。どうやって身に付けていくか紹介します
【重要】効率的にWebライターのスキルを得る方法
記事を作成するための情報収集、情報を整理する力そして文章を書く力
これらを身に付けるためには、“インプット”と“アウトプット”が重要です。
どれだけ知識があっても、それを活かさなければ成果は得られません。では、どのようにアウトプットしていくのか
それらを含めた勉強方法をご紹介します。
Webライター勉強・独学方法(インプット)
Webライターの勉強方法として紹介するのは2つ
- 本で学ぶ
- Webライター講座・オンラインサービス
順番に解説していきます。
本で学ぶ
本で学ぶメリットは、執筆に必要な情報が盛り込まれている点です。
Web上で公開されている情報は「執筆する能力」よりも「稼ぐコツ」の方が多い印象です。
当ブログは、Webライター&ブログで収入を得たい方を対象に文章を書くコツやブログノウハウを発信しています。
現段階で読者様に紹介したいことがたくさんあります。しかし、執筆が追いついていないのが現状です。
そのため、文章の書き方は本や次に紹介する講座などで習得することをオススメします。
執筆スキルは今後当ブログでも紹介します
今回の記事テーマ「最低限の勉強=文章力・情報収集・情報整理」を身に付けるために、おすすめの本をご紹介します。
私が実際に読んでライターの仕事に活かせすことができた本のみをご紹介していきます
文章構成が学べる本「伝わる・揺さぶる!文章を書く」
「文章は書く前の準備が重要」この点については、ここまで記事を読んでいくなかで、なんとなく理解して頂いているかと思います。
ただ、文章を書き始める前の準備が重要と言われても上手く構成が組めるわけではないじゃないか!と思う方が大半でしょう。
構成の組み方を学びたい方にとって、「何から考えどのように整理することで評価される構成を作ることができるのか」を知りたいですよね。
この本を読むことで、文書を書き始める前の構成の組み方を自分のものにすることができます。
あなたが取るべき行動
繰り返し考えることで良い構成が作成できる。繰り返しの作業で困った際に本を役立てる
基礎的な文章力を得る「文章力が身につく本」
良い記事を制作するために、構成は重要です。しかし、これは製作者側が意識することであり、読者はそれほど関心を持っていないケースがあります。
読者にとって見出しは読み進めるかどうかの入り口に過ぎません。
たしかに入り口を通ってもらうことは重要です。ただ、それ以上に満足して読者に帰ってもらう方がはるかに大切です。
読者に満足してもらうためには、読者が欲しがっている情報をうまく伝えなければいけません。
読者に情報を伝えやすくするために、効果的な配置や表現など文章の土台となる基礎と応用が学べるのが本書です。
あなたが取るべき行動
見出しの方法だけを覚えるのではなく、なぜそれが重要なのか・どうすればその方法を自分のものにできるのかを考える
実践して論理思考を身に付ける「論理トレーニング101題」
文章の書き方を紹介する本は、本屋へ行くと実に多く並んでいます。私自身、文章に関する書籍をそれなりに読んだ方だと自負しています。
文章以外にも論理的思考に関する書籍も読んできましたが、ほとんどの本は”方法”を紹介しているものばかりで実践形式の問題が少ないように感じました。
方法を紹介しているわけですから実践問題が少ないことはわかります。ただ、実践に焦点を当てた書籍があっても良いと思うんですよね。
そんなときに見つけたのが「論理トレーニング101題」です。
本書の問題を解くことで議論の骨格を掴む・接続表現がわかるといった練習ができます。問題文は短文・長文があるため、初心者でも取り組めることが魅力のひとつです。
論理力を鍛えるためには実践あるのみです。ぜひ取り組んでみてください。
あなたが取るべき行動
必ず問題の解説を読む。文書のどこが誤りで、どうすればそれを見つけられるかを学ぶ
書く仕事をするなら知っておくべき心得「書くのがしんどい」
私がWebライターの仕事を始めた当初、書くことを仕事にして活躍されているブロガーやWebライターさんの姿を見て嫉妬していました。
それと同時に、どうすれば良い記事を書くことができるのだろうと悩んでいました。
そこで、無知だった私は「この人たちはきっと文章がスラスラ書けて1発で原稿が出来上がる天才なんだ」と開き直ってしまいました。
しかし、これは愚考でした。
実際は、原稿を何度も何度も修正して記事を仕上げているのです。
なぜ知ることができたのか、それは本書「書くのがしんどい」に出会ったからです。
本書は文章を書くためのスキルやノウハウはもちろんのこと、Webライターの“メンタル”について学ぶことができます。
本書を読むことで書く仕事に向き合う意識がガラッと変わります。
あなたが取るべき行動
必ず問題の解説を読む。文書のどこが誤りで、どうすればそれを見つけられるかを学ぶ
Webライター講座・オンラインサービス
書籍で勉強するメリットは安く文章力を身に付けるために必要な情報を手に入れられる点です。
ただ、大切なことはインプットだけでなくアウトプット
とはいえ、実際に自分で文章を書く練習をしてみると、「どこ間違っているのか・どのように改善すればいいのかが分からない」問題が発生します。
そういった方はWebライター講座・オンラインサービスを活用するといいでしょう。
費用は本で学ぶよりも少し高いですが、いまの自分の能力で何が足りないか・どのように改善すれば良いのかを知ることができます。
おすすめのWebライター講座を2つご紹介します
あなたのライターキャリア講座
あなたのライターキャリア講座は株式会社YOSCAが運営しているスクールです。これまでに500名以上の受講実績を誇るオンラインライティングスクールです。
記事制作に必要な情報収集や情報の分類・文章構成・文章の型を学ぶことができます。
セルフコース(49,800円税込) | スタンダード(9,400円税込/月) | マンツーマン(28,000円税込/月) | |
コース概要 | 動画講義と添削課題のみのコース | 最大5名のクラス。講師からのサポートが受けられる | 全10回の講義を講師と1対1で進行できるコース。 |
オンライン講義(Zoom) | - | - | 〇 |
添削課題 | 〇 | 〇 | 〇 |
- 文章を書くための土台を固めたい方
- 書き方だけでなく思考力も身に付けたい方
- 情報収集と整理する力を身に付けたい方
添削が一番ありがたかったです。
あなたのライターキャリア講座
「皆さんよくこういうところに引っ掛かりますよ」という一般論も十分ありがたいのですが、自分の文章で具体的に指摘していただくと自覚の強さが違いました。
気を抜くと何度も同じことを繰り返してしまうのですが、そのたびに根気強く直していただいたので、自分のライティングの「クセ」を知ることができました。
情報収集のやり方でつまずいていたので、講座でやり方を色々知ることができ、スムーズに情報収集できるようになりました。
あなたのライターキャリア講座
講座を受ける前は、記事の見直しをほとんどしていなかったんです。しかし見直しの大切さを知って、誤字脱字や表現の仕方、ちゃんと記事がターゲットに適したものかどうかを、しっかり見直すことができるようになりました。
クラウドソーシングでいただいたお仕事で、クライアントさんから「とても良い記事が書けていて相手の方にもすごく喜んでもらえましたよ」というお褒めの言葉をいただいて、すごくモチベーションが上がりました。また、今まで文字単価0.7円ぐらいが最高だったのですが、講座を受けてから文字単価が1円まで上がりました。継続してお仕事もいただけるようになったので、本当に講座を受けて良かったなと思います。
あなたのライターキャリア講座
まずは資料請求で講座の概要を知ろう
WritingHacks(ライティングハックス)
WritingHacksは有名ブロガーの沖ケイタさんが運営しているオンラインライティングスクールです。
記事添削サービスや質問ができることはもちろんのこと、100本以上の動画が用意されています。
それらの講義では、SEOや案件のとり方、クライアントとの接し方などWebライターとして仕事をする上で必要なことが収録されています。
料金 | 89,800円(税込) |
受講期間 | 無期限 |
受講形式 | オンライン動画 |
添削サポート | 〇 |
- SEOを学びたい
- Webライターを本業にしたい方
- すでにWebライターの仕事をしていて文字単価2円以上の案件を目指している方
料金やサービス詳細は公式ページをご確認ください
私のオススメはまず本で勉強してみること
本で勉強・講座を受講、または両方を取り入れるべきか
ここまで読んでみて悩むところかと思います。
今回の記事は、スキルを習得してから案件を受注したいと考えている方を対象に書いています。
そんな方がWebライターを始めるために、何から取り入れるべきかを伝えることが本記事の目的です。
ということで、まずは本で勉強してみてください。
今回ご紹介した4冊すべてを購入しても良いですし、1~3冊、または別の本でも構いません。とりあえず文章に関する本を1冊で良いので購入して読んでみましょう。
本で勉強してみて「よくわからない」「自分には難しい」と感じるのであればwebライター講座を受講するといいです。
メリット | デメリット | |
本 | 費用を抑えることができる | 自分ひとりで勉強 |
Webライター講座 | 講師が教えてくれるため文章の癖を直してくれる | 費用がかかる |
- 自分で勉強してスキルを身に付けたい→本
- 他者に教えてもらいながらスキルを身に付けたい→講座
- 基本的に自分でスキルを身に付けたいが、自分の文章を評価してほしい→本+講座
本で勉強しながら個人でできるアウトプット方法を知りたいと思っていますね
講座を受けずに本でインプットしながら自分自身でアウトプットしていきたいと考えている読者もいることでしょう。
そこで、個人でできるアウトプット方法をご紹介します。
Webライター勉強・独学方法(アウトプット)
Webライター講座は費用がかかる、できることなら自分自身でスキルを身に付けたい。もしくは講座を受講するが自分でアウトプットする方法も知りたい。
そんな方へ向けてアウトプットの方法をご紹介します。
ご紹介する方法は2つ
- ブログで文章を書く
- 他人の文書を写す
順番に解説します。
ブログで文章を書く
自分のブログを開設して記事を制作する練習を重ねることで、文章力を磨けるほかメディア運営側の気持ちも理解できるようになります。
記事が出来上がるまで- テーマ
- 読者は誰か
- 情報をまとめる
- 構成
- 執筆
- 推敲
大まかですが、記事が仕上がるまでにこのような工程があります。
テーマが決まっているクラウドソーシングの案件とは違い、ゼロから自分で記事を作るため練習に最適です。
ブログの開設は無料ブログもしくは有料ブログの2通りがあります。
練習だけなら無料ブログ「note」がおすすめ
「note」は2022年11月時点で会員登録者数が585万人のメディアプラットフォームです。
日記として活用するほかに、読者を意識した記事を書いてもかまいません。
たくさんの読者を集めることができれば、クラウドソーシングで提案文を送る際の強みになります。
メールアドレス・パスワード・noteでの表示名もしくはGoogle・X・Appleアカウントのいずれかを用いることで簡単に登録することができます。
作成した記事を誰にも読まれたくない場合は非公開にできますので、利用してみるといいでしょう。
ライター&ブログで収益化を目指すなら「Wordpressブログ」
noteは無料で始められるブログでとてもオススメです。
noteで書いた記事を有料コンテンツに設定することができるため、収益を得られる可能性があります。
しかし、広告を掲載して収益を得る、いわゆるアフィリエイトが一部禁止されているためブログを運営して収益化を目指す方は「Wordpressブログ」がおすすめ
WordPressブログを開設するためには、サーバーとドメインを用意する必要があります。
これら2つを用意するために費用がかかってしまいます。
WordPressブログを開設する方法については別記事を参考にしてください。
注意点:ブログにのめり込むな
ブログを開設して、記事を制作していくことで文章力は向上します。
しかし、のめり込まないように注意してください。
特にWebライターの仕事をしながらブログで収益を得たいと考えている方は注意してください。
今回の目的は、Webライターを始める方を対象にした最低限の勉強方法の紹介であり、ゴールはスキルを身に付けてWebライターの案件を受注することです。
記事制作の練習をすることは間違いなく有効ですが、ブログを運営すると身に付けたいと感じる能力がたくさん出てきます。
それらを習得するために本来の目的とは違う方向に逸れてしまう可能性があります。
案件を受注するためのスキルとして、情報収集力と整理する力、そして文章力が最優先のためそれ以外の要素は後からでOK
ブログは最高のアウトプット方法ですが、使い方には十分気を付けましょう。
他人の文章を写す
文章力を伸ばす練習として「他人の文章を写す」はおすすめの方法のひとつです。
他人の文章を写す練習をするメリットは以下の通り
- 文章の構成
- 表現の仕方
- 言葉のつなぎ
これらの能力を身に付けるために写す練習はおすすめ
でも写すだけではだめ
「他人の文章を写す」と聞くと、ただ文章を見ながら書いていけばいいんでしょ?と勘違いする方がいます。
しかし、これでは意味がありません。
文章がどのような構成になっているのか、なぜこのような表現になっているのかを考えながら文章を書く必要があります。
誰の文章を写すべきか
クラウドソーシングで募集されている案件は「です・ます調」の文章が多いです。
そのため、「ですよね」といったブログ寄りの文章よりも「です・ます」で書かれている記事を参考にするといいでしょう。
インターネット上に公開されている記事をいくつも見てみて、自分が読みやすいと思った記事を最初に真似してみてください。
パソコンを使って文章を写す際は、その文章をブログ等で公開しないように注意してください。トレーニングの一環として自分で見る用で保存しておきましょう。
本記事でお伝えしたかったWebライターの勉強方法はこれで終わり
ここからは番外編としてSEO等の勉強法を解説します
WordやGoogleドキュメントの操作は特に勉強する必要は無い
Webライターの執筆ツールはWordもしくはGoogleドキュメントのどちらかを使用する場合が多いです。
これはクライアントからの指示で決まりです。
クライアントの指示で提出方法がWord・Googleドキュメント(Excel・Googleスプレッドシート・それ以外もある)決まる
クライアントによっては、書式や見出しの設定などの細かな指示が出されます。
マニュアルを完備しているクライアントであれば設定方法などが記載されているため、WordやGoogleドキュメントを使用したことがない方でも心配することはありません。
最初のうちはマニュアルを完備している案件を受けよう
ブラインドタッチ習得方法
ブラインドタッチを習得することで記事を仕上げる時間が短縮できます。これに関しては私自身が実感しました。
ブラインドタッチ不要派もいるみたいですが、長期的にWebライターの仕事をするのであれば習得して損はないでしょう。
ここで勘違いしないで欲しいことがあります。
キーボード見ながら文字入力<ブラインドタッチ
の方が速くなければいけません。
入力速度が遅いと記事の仕上がり時間が伸びてしまいますからね。ブラインドタッチ習得を目指す際は、最終的にキーボードを見ていた時よりも速く入力できるようにしましょう。
正確に文字を打つことも忘れずに
ブラインドタッチ習得方法は以下の方法を試してみてください
- キーボード配置を覚える(紙にキーボードとローマ字を書く)
- ホームポジションを覚える
- ツール等を使い苦手ポジションを克服する
- 単語練習から始めて徐々に文字数を増やす
私はまず、キーボードのどこにどのローマ字があるかを覚えることから始めました。早い人であれば30分~1時間で覚えられます。
白紙にキーボードを書いて空欄にローマ字を埋めていって覚えました。
次にどの指でそのローマ字を入力するのかをタイピングソフトを用いて練習。そこで、自分の苦手なポジションが分かります。
私は小指でPを打つのが苦手でした
これは何度も繰り返し練習することで克服できます。
ポジションに慣れてきたら単語練習を始めて徐々に文字数を増やして練習。
1日5分で良いので毎日練習してください
習得期間は人それぞれですが、必ず身に付くようになります。頑張りましょう!
キーボード画像

自作です。覚える練習に活用してください!
仕事の幅を広げ単価を上げるためにSEO・Wordpressの知識は必要
文章を書くことだけで単価を上げていくことは可能です。
たとえば、金融や不動産・医療・法律などの分野は単価が高い傾向にあります。これらのジャンルを継続的に受注していけば収入は上がるでしょう。
しかし、専門性が高く書く内容には厳しいチェックが入ります。
得意分野が無い人が、ゼロから始めるには時間がかかることは間違いありません。
読者のなかには、これの分野を扱うことを躊躇する方もいるでしょう。でも自身の収入を上げたい、どうすればいいのか。
その答えは文章を書く以外の価値を付ける
当記事ではSEOとWordpressの知識習得をおすすめします。
その理由は2つ
- 記事上位表示に貢献できる
・自分が書いた記事が上位表示されれば評価される - WordPressシェアが高く利用数が多い
・直接入稿でクライアントの負担が抑えられる
・他人と差別化できる
記事が上位表示されれば、アクセス数アップに繋がりやすいです。Webサイト運営者はアクセスが増えると、得られる収益も上がる可能性があります。
そのため、SEOを意識した記事を書くライターを評価してくれます。
WordPressに関しては、直接記事が書けるライター、装飾もできる人材を評価してくれる企業や個人がいます。
そのような企業や個人と契約ができれば単価は文章を書くだけよりも上がるでしょう。
SEO+Wordpress入稿で文字単価8円になったことがあります
まずは検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドで勉強
SEOの勉強で一番おすすめなのは、Googleが公開している「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」です。
日本における検索エンジンのシェアはGoogleが最も高いです。総務省が公開している令和4年版情報通信白書によると、パソコン75.7%・スマートフォン75.2%
利用者が多いということは、Googleで検索上位表示できればアクセスが伸びる可能性があるということ
だからGoogleから評価されるようにSEO対策をします。
どのようにしてSEO対策をするべきなのか、それが書かれているのが「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」です。
このガイドを読むことでSEOの基礎を身に付けることができます。
内容が難しいと感じた方は本で勉強する
Googleが公開している「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」は必ず読んでみて欲しいのですが、難しいと感じる方がいることでしょう。
その場合は、初心者向けに書かれている書籍を読んで勉強するといいでしょう。
初心者におすすめのSEO本SEOの大枠を理解するためには最適な本です。
会話形式で書かれているため見やすい
SEOを分かりやすく知りたいという方はぜひ手に取って読んでみてください。
まとめ:最低限の勉強で案件を受注して他のスキルは後から身に付ける
今回の記事は、スキルを習得してからWebライターの執筆案件を受注したいと考えている方を対象とした勉強方法をご紹介しました。
改めてお伝えしたいと思います。最優先で身に付けることは、「文章力・情報収集・情報整理」
これらを習得するためにインプット&アウトプットを繰り返す。
- まずは本で勉強
- 物足りない・助けを借りたい場合はWebライター講座を受講
- ブログや文章作成ツールを使って書く練習をする
・他人の文章を真似してみると参考になる
Webライターに必要なことは、執筆する前の準備(情報収集と整理)と文章力です。
PCスキルやブラインドタッチ、SEOは後回しで問題ナシ
あれこれ手を出して勉強してしまうと中途半端になる可能性があります。
最低限の勉強で案件を受注して収入を得ましょう!
参考
w3techs:Usage statistics and market share of WordPress
Google for Developers:Google 検索に関するドキュメント
総務省:令和4年版 情報通信白書
最後まで読んで頂きありがとうございます。
当ブログは、主にWebライターorブログで稼ぐことを目標にしている読者へ向けてノウハウや情報を発信しています。
少しでも多くの方に満足して頂けるようにコンテンツ制作に取り組んでいます。
その一環として、読者様からの質問や意見を記事1つ1つにお答えしたいと考えています。
「Webライターの勉強で悩んでいること」
「この記事の○○について質問したい」など
記事に対する意見や質問をお待ちしております
頂いた意見や質問に関しましては、どんどん反映致します。
なるべく頂いた意見にお答えするようにしますが、公開できない場合がございますのでご了承ください。
送信方法は記事下の「この記事に対する意見または質問」からお願い致します名前やメールアドレスの入力は不要です