
情報を過度に仕入れてなにから始めればいいか分からずさまよっているあなたへ最低限するべきSEO対策を提示します。
ブログを収益化するためには記事を読んでもらわないと意味がありません。集客で最も効果的なのは検索エンジンからの流入です。
国内検索エンジンのトップを誇るGoogleでは1日の検索数が約3億を超えるといわれています。まさに情報社会ですね。
検索エンジンに記事が表示されるようにするためにSEO対策をしなければいけません。しかし初心者の方はなにから始めればいいのかさっぱりわからないはずです。
そこで“SEO始動編”と称して最低限するべきことを8つ紹介します。
記事を公開する前に何をすればいいのか、ブログをどう構築すればいいのかが分かります。SEOの基礎知識を身に付けたい方は「SEO準備編」をまず読んでください。
それではいきましょう。
優れた記事を書く
優れたコンテンツを作成する
Google検索セントラル
Googleはユーザーの疑問を解決するコンテンツ作成が良いとしています。
また品質の低いコンテンツを毎日公開するよりも定期的にユーザーの悩みに沿った記事を公開する方が効果的であると記述しています。



ブログ記事作成で難しい点は“読者が何を求めているのか”を考えることだと思っています。記事を書くことで読者の何を解決するのかを明確にしなければいけません。
ポイントは最初に結論を考えることです。
記事で伝えたいことを1つ絞り出してください。そしてその結論はユーザーのどの悩みを解決するのか逆算して考えていきます。

もし悩み解決に納得できないようであれば再度結論を練り直します。
悩みと解決するための結論を繰り返し考えて最も良かったものを採用
キーワードを決める
検索ユーザーは必ずキーワードを入力して検索します。キーワードを設定することは悩みを抱える人たちとつながるために必要なことです。
Googleは書かれている記事からキーワードを決定します。もし設定がされていないとその記事がどういったものなのか決めることができません。
そのため、記事を作成する際はキーワードを設定しましょう。


よく誤解されることが1つの記事に大量にキーワードを設定すれば優位になるのではないかということ。
たしかに大量にキーワードを設定すればその分見つけてもらいやすく上位表示できるだろうと考えてしまいます。
しかしそれは間違いです。
なぜなら検索ユーザーが1度に利用するキーワードは1つだからです。
1つの悩みに対して解決策を提示する。読者が求めているものを提供することがGoogleの理念だからです。
読者が求めているものを把握して提供する
Google検索セントラル
ユーザーがコンテンツを探すときに検索しそうなキーワードを考えてみましょう。そのトピックについてよく知っているユーザーは、よく知らないユーザーとは異なるキーワードを検索クエリで使用するかもしれません。
検索行動におけるこのような違いを予測し、(キーワードの語句を上手く取り入れて)コンテンツを記述するときに考慮すれば、よい結果をもたらす可能性があります。
たとえば、新幹線を利用する際に東京から大阪までの時間を知りたいのに新幹線の歴史が書かれている記事が表示されたら見ませんよね。
「新幹線 東京大阪 時間」で調べたにも関わらず「新幹線 歴史」が出てくる、これでは本来解決したかった時間を知ることができません。
以上のことからキーワードは1つに絞ることが望ましいと言えるでしょう。

キーワード選びの有効な手段の1つにGoogle広告キーワードプランナーが挙げられます。
Google広告では「新しいキーワード」や「検索ボリュームと予測データ」を確認することができます。キーワード選定については、「キーワードの選び方」で紹介していますので参考にしてください。
目次を作る
SEO対策のためにやるべきこと3つ目は目次作成です。
目次は記事の見出しをまとめたものでユーザー側がその記事に何が書かれているのかを把握することができます。
より魅力的な目次であればあるほどユーザーは魅了され記事を読むため提供者は手を抜いてはいけません。

しかし残念なことに目次は検索上位に直結しません。SEO的にいうと目次作成はランキング要因になり得ません。
つまり目次の有無は関係ないということです。


グーグルは読者を第一に考えています。読者の悩みを解決(満足)するための構築を目指しています。そしてその中に私たちコンテンツ提供者が存在しています。
読者が記事を訪れ、簡単かつ満足するようなコンテンツを提供、つまり目次は読者が満足するための一環として設置するわけです。
目次は上位表示に直接影響しない。なぜならGoogleは読者が満足する姿を第一に考えているから。目次はその一端に過ぎない
タイトル作成
タイトルが重要な理由は、「クリックされる・上位表示される」の2点です。
キーワードで検索した場合Googleは10個の記事が表示されます。読者はその中から読みたいと思うものをクリックします。

読者によって感性は違うものの魅力的なタイトルを付けるべきです。なぜならそうしないと上位表示できたとしてもクリックされないからです。
タイトルを作成するにあたり最低限守るべきことは3つ紹介します。
・検索キーワードを含める
・記事内容がわかる
・文字数30字程度
検索キーワードを含める理由はSEO対策になるからです。

検索kwにヒットするためにタイトルにキーワードを入れておきます。
そして記事内容がわかるようにタイトルをつけます。その記事を読むことで悩みを解決できると思わせるとさらに効果は良い。
タイトル文字数は30文字程度が望ましいです。パソコンで表示されるタイトル文字数は28字、もし超えてしまうと省略されてしまいます。


タイトルは省略表示されないように短くまとめよう
要約(メタディスクリプション)
メタディスクリプションは検索結果のタイトル下に表示される要約です。
先ほどタイトルは30字程度にまとめてくださいと説明しました。しかしその文字数で記事内容を紹介することは少し難しいです。そこで記事の内容をより詳しく説明するためにメタディスクリプションが必要。
メタ ディスクリプション タグは、Google 検索結果でページのスニペットとして使用される可能性があるため重要です。「可能性がある」と述べたのは、ページに表示されるテキストの関連部分がユーザーのクエリと合致する場合は、その部分が使用されることがあるからです。Google がスニペットとして使用するのに適したテキストを検出できない場合に備えて、各ページにメタ ディスクリプション タグを追加することを常におすすめします。
Google検索セントラル
ユーザーに情報を提供して興味を持ってもらえるよう説明します。文字数は120字程度。
タイトル同様にキーワードを入れておきましょう。
記事内容の要約+ユーザーに興味を持ってもらう
画像を軽くする
Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。
Googleが掲げる10の事実
これはGoogleが掲げる10の真実の中に記載されている1つです。『遅いより速いほうがいい』というのはユーザーを想う気持ちです。
アメリカの100ドル札の顔になっている政治家・物理学者ベンジャミン・フランクリンの名言『時は金なり。』を聞いたことがある人は多いでしょう。時間の重要性がわかります。
読み込み時間を 0.1 秒短縮すると、コンバージョン率の 8% アップが期待できます。
Think with Google


読み込み時間を早くするためにするべき対策はいくつかあります。ここではプログラミングの知識が必要になり初心者には厳しいです。
ブログ初心者が簡単に取り組める対策の1つは“画像の圧縮”です。
画像容量が大きいとその分読み込みが遅くなる可能性があります。できるだけ画像を圧縮しておきましょう。圧縮方法は「ブログ画像の最適サイズと容量」で紹介していますので実践してみてください。
画像を軽くして読み込み時間を早くしよう
サイトマップ作成


検索エンジンに記事を表示されるにはGoogleに発見してもらう必要性があります。
記事を公開するだけで検索エンジンには表示されない
順番で言うと①記事公開②インターネット上に上がる③Google評価④検索結果表示
Googleに評価してもらうまでじっと待っていてはいけません。自らグーグル側にURLを送ります。そのための方法が“サイトマップ作成”


WordPressでブログを運営している人はプラグイン「XML-Sitemap」をインストールしたのちGoogleサーチコンソールで設定をします。
・Wordpressプラグイン「XML-Sitemap」インストール
・Googleサーチコンソールにて送信
以上で自動的にGoogleにURLを送信することが可能になります。
手動は面倒だから自動化することで作業効率上がるね
内部リンク

内部リンクが必要な理由は関連性が高まるからです。
ページへの内部リンクの数は、検索エンジンに対してそのページの相対的な重要度を伝える要素です。
Google検索セントラル
グーグルサーチコンソールでは内部リンクの重要性が書かれています。内部リンク(構造化)を充実にすることで訪問ユーザーの回遊率がアップする可能性があります。
A記事を訪れた人が続いてBの記事を読んでCの記事も読む。関連を増やすことで滞在時間が伸びます。
Youtubeを視聴しているとどんどん別の動画を観て回り1つだけのつもりが、気が付けば10個以上の動画を観ていたなんて経験はないでしょうか。
興味を持ったものをついクリックしてしまう、これをブログでもしなければいけません。1つの記事で離脱されないよう関連記事を貼ります。
そうすることであなたのブログの滞在時間が伸び、結果的にSEOに良い影響が出ます。
関連(内部リンク)記事を載せることで読者を逃さない
すべてはユーザーのために

Googleはユーザーを第一に考えています。その理念に従いサイト運営者は読者の悩みを解決するための情報を提供しなければいけません。
役に立つ記事を書くために「ペルソナ」を設定するといいでしょう。
ペルソナ設定とは商品やサービスを利用する架空の人物を設定することをいいます。性別・年齢・住んでいる場所・職業・どういった悩みを持っているかなどを想像して決定します。


架空の人物を設定することを難しく思う人は自分を当てはめて記事を書いてみてください。その記事から自分は何を解決したいのか、なにが書かれていてほしいのかを明確にすることで良質な記事が完成します。
ユーザーのために書くことを入念に準備
まとめ:できることからやろう
ブログ初心者がまずやるべきSEO対策について始動編という型で紹介しました。
最後にもう一度おさらいしておきましょう。
まとめ
・優れた記事を書く
・キーワードを決める
・目次を作る
・タイトル作成
・要約(メタディスクリプション)
・画像を軽くする
・サイトマップ作成
・内部リンク
やるべきSEO対策を8つ紹介しました。
最初の頃から全てをやるのは難しいでしょう。まずはできるところからやっていくことをオススメします。
